勉強しても、収入につなげることって難しいと思ってました
学生時代の勉強と社会人の勉強は違います。しかし、社会人になっても、学生の頃の学び方を続けている人は多いと思います。私もその一人です。
学生の勉強がテストで良い点を取るためのものだとしたら、社会人の勉強は『自分の独自性を発揮するための資産を作る』ためのものです。希少なスキルを持っている人ほど、価値のある仕事をこなすことができます。
本書の著者は、経済アナリストである馬渕磨理子さん。自身の学びなおしの経験をもとに、勉強を収入に直結させる方法を解説しています。
もくじ
本書では、社会人に必要な能力は、経済アナリストに必要な能力と同じであると述べています。具体的には以下の通り。
・様々な情報を大量に集め、的確に「分析する能力」
収入10倍アップ高速勉強法 馬渕磨理子著 p9より抜粋
・経済や世の中のニーズなど幅広い事柄に対して積極的に情報収集を行う「好奇心」や、効率よく必要な情報を「拾い上げる能力」
・誰にでもわかりやすくプレゼンテーションできる「情報発信力」
・金融行政の担当者や企業の経営者などにインタビューするための「コミュニケーション能力」
・最新情報をすぐにキャッチして、データとして素早く活用する「判断スピード」
本書を読むまで、私は『勉強したいことが多すぎる』という問題に悩まされていました。具体的には、仕事に関連する薬学についても学びたいけれど、プログラミングも勉強したいし、まだ読んでいない哲学書や古典文学も読みたい!みたいな。
そんな感じで、さまざまなジャンルの学習に手を出しては、中途半端に終わることがありました。
しかし馬渕さんが言うには、社会人の勉強では学ばない事を決めることが大事とのこと。
自分にとって不要な選択肢を手放すと専門性を高めることに集中でき、その結果、加速度的に仕事のパフォーマンスが向上し、報酬も上がっていきます。
収入10倍アップ高速勉強法 馬渕磨理子著 p47より抜粋
学校と違い、社会人になったら勉強する内容は自分で決めることができます。その分、選択肢は膨大です。結果を出すために大事なのは、今の自分に必要な分野の基礎固めをし、専門性を高めること。
私は、一旦薬学の学びなおしに注力することにしました!
プログラミングは優先順位が低いです。
本書の内容は経済学の学習を例に取って説明してくれていますが、どの分野でも応用できる内容だと感じました。私は薬剤師ですが、医療や薬の分野で、本書の内容を使って勉強を始めました。
勉強が続かない理由って何でしょうか。個人的には、『孤独を感じること』と『成果がでないと感じること』だと思っています。私も、今までの勉強は一人で頑張ろうとして挫折したり、回り道をして徒労に感じたりして、途中で辞めていました。
勉強を続けるコツは、一人でやらない事、成果につながりやすい勉強をすることです。
社会人になったけれど、思うように結果が伴わない・・・という方は、ぜひ読んでみてください。
本書を読んで、1年半ぶりに薬剤師の勉強用noteを再稼働させることができました。読んでよかった。
拙い内容ですが、薬学について日々学んだことを外にだしていこうと思っています。