
何に対しても頑張りすぎて、疲弊してしまう…。
そんな悩みに対し、自分を楽にする考え方について考えてみます(日本語ムツカシイ)
もくじ
本業もブログも副業も全部頑張る!なんてできるわけねー!
趣味ブロガー、かだ(@Kada_Se)です。
29年間生きてきましたが、頑張りすぎて自分を責める癖が治る気がしません。
本業&ブログ&クラウドソーシングでライターの副業、という3つのわらじを履いて生きていますが、それぞれ全力を出し切って疲弊してしまうことが最近の悩みです。

かなりしんどい…。
本業(医療関係だけど接客メイン)であれば、「患者さんの不安を取り除いて、頼られる人間になる!」と毎日意気込んで仕事に臨んで、できなければ落ち込む。
家に帰ってひたすら医療関係の参考書を読んで疲れる。
ブログであれば、「読んでくれた人の役に立たなければならない!」と思って書き、書き終わると、自分の記事に価値がなさそうでがっかりする。
インフルエンサーの投稿を読んで勉強するものの自分には無理だと落ち込む。

しんど^p^
そんな毎日を繰り返してると、自分が書くことに意義を見いだせなくなってしまいます。
本記事は1ヶ月ぶりの更新ですが、この1か月間はブログから逃げてました(てへぺろ)。
周りを見ると、自分なんてちっぽけすぎて、知識もスキルも足りてないばかり。
努力しても、自分が一切頑張っていないような気がすることってあります。でも、全部100%完璧にこなせる人なんて存在するんでしょうか。

いねえよ!!!!!
こういう時は大抵、インターネッツの理想論に振り回されて、ゴールばっかり追い求めて、ハードルをあげすぎてしまっているんです。
自分にも他人にも期待しすぎているとも言えます。
少しは自分に期待しない方法を学んだ方がいいかもしれない。ということで、悪い状況を脱するために本を探しました。
自分のちっぽけな悩みなんて、偉い人がとっくに答えを出しているのです。
諦めることは完璧主義者の人生戦略である
というわけで、森博嗣さんの『諦めの価値』という本を読みました。
さよなら、努力。 「諦め」は最良の人生戦略だ。
「諦めるな、頑張るんだ!」という時代はもう終わった。
何かを成し遂げた人は、常に多くのことを諦め続けている。
あなたにとって、何が有益で何が無駄か、「正しい諦め」だけが、最大限の成功をもたらすだろう。
「自分はこれでいいのか」と思っているすべての人へ。
仕事、人間関係、日々の雑事に見切りをつけた結果、夢をかなえた作家が独自の思索で導いた諦め方を伝授する。
Amazon内容紹介より
森博嗣さんというと、『すべてがFになる』などに代表される数々の推理小説を読み出した人気作家。
本書は、森博嗣さんが”諦め”をテーマにして、自身の考えを綴った一冊です。
タイトル欄に書かれている言葉は、「さよなら努力」。

至言だと思う
作家の勝間和代さんも、「『努力する』『頑張る』は大人がやることじゃない」と何かの著作で言っていたことを覚えています。
努力することは社会で尊ばれるけれど、結局自分のスキルを超えて頑張り続けるという印象がぬぐえません。
漫画やアニメで、「あきらめるな!」と登場人物を叱咤激励するシーンは良く出てくるし、それが視聴者の感動を呼び起こすこともあります。
でも、完璧主義者にとっては、諦めることは人生において一つの戦略に成り得る。そう思うんです。
「やることが多すぎて時間が無い」の問題点
成功は諦めでできている
諦めの価値 森博嗣著 より抜粋
さて、自分のことを振り返って見てみます。
自分が起こした行動が、目標とする結果に到達できたためしがありません。
何かを始めると、何かが出来なくなる。すると、時間的に失ったはずの何かの方が価値があるように見えて、できない自分を責め立ててくるような感覚があります。(これは私だけなんだろうか…)
結果としてどうなるかというと、「やることが多すぎるから時間が無い」という人並みの結論を導き出して、ますます自己嫌悪に陥るだけです。

本書に言わせるならば、本当に必要なことが分かってないだけです。
成功している人を見ていると、それを成し遂げるために相応のものを諦めている印象です。
例えば、スタートアップ企業の社長さんが、夜遅くまで働いて『普通の健康的な生活』を諦めたりとか、サッカー選手になった人が『音楽家』の夢を諦めたりとか、そういう感じ。
何もかもを、いくつもの夢を、努力と根性で解決できると信じるのは、ただの思考停止。
大人になると、自分のスキル不足が良くわかるし、時間がそんなに残されていないこともよくわかります。
無駄に頑張って疲弊して、何事も満足いかないまま終わるよりは、『自分に期待する事を諦める』を習慣にしたほうがずっと精神衛生上よいと思うんです。
諦める人の方が素敵に見える
先入観を持って期待をするほど、簡単に離れられなくなる。ついものごとに前のめりになりやすい。そうならないように、いつも一歩引いたところに立ち、一つのものに視点を集中させず、常に周囲に目を配るよう心がけよう。何ものにも入れ込まず、気合を入れず、頑張ろうなんて考えない。なんでもすぐに諦められるように、別の道を確認することを怠らない。
これらができる人は、「落ち着いている」「度胸が座っている」「頼りになる」という印象を周囲から持たれることだろう。
上の引用は、著者の森博嗣さんが書いている「頼りになる人」の条件です。
昔は、何事も全力を出して頑張っている人がカッコいいと思っていました。
最近は、何事も100%の力を出して頑張り続けるよりも、必要なことを見極めて行動する人の方が素敵だと感じることが多いです。
こんな思考の領域に到達できるのは仙人みたいな人なのかな…。森博嗣さん自身もここまで達観できないと書いています。
それでも、のめり込みやすい自分にとって、学びの多い文章です。
少し話はそれてしまいましたが、何事も頑張っているのに結果が出ない人は、『自分は全部できる』という幻想に取り憑かれているだけかもしれません。
上手に諦められる人間になりたいものです。
色んな情報に振り回されて疲弊しがちな、私みたいな人は是非一度読んでみてください。私はかなり心が楽になりました。
この記事、1ヵ月ぶりに書きましたが、アウトラインも設定してない上にクッソ適当に書いてます。読者の役にたとうとすることを諦めた結果ですが、私は満足です。
他人の目を意識すると書けなくなるって、ある意味ブロガーとしては壊滅的なのかもしれません。
私は本業>副業>ブログぐらいのペース配分で生活します。もちろん患者さんの健康に関わるところは手は抜きたくないからです。
その代わり、副業とブログでこだわったり、成果を求め過ぎるのを辞めます。
特にブログは、際限なく完璧を目指して書き続けてしまうので、ゆるく続けることをモットーに生きるつもりです。
人の役になんて、立てないことが普通だからね!!
終わり