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頭が良くなりたいへ!学びの基本は「吟味、工夫、鍛錬」だ

Kada
Kada

Kada(@Kada_Se)です。
もうアラサーだけど、学びたいことが多くて困るよ!

NHK出版の、「学びのきほん」シリーズ。
日本人の教養について、落語・仏教・語学などなど、様々なジャンルの基本を解説しています。

書店で平積みされてて、「お!これは!」と思いました。
ちょうど、学び方の学び方(って言ったら変だけど)を模索している時期だったので・・・。

30歳に近づいてきて、このままではよくない!という謎の焦燥感があります。
勉強したいことがたくさんあるので、学びを深化させる方法が分かればいいなと思って手に取りました。

この本のポイント!

● ニーチェ、デカルト、宮本武蔵・・・様々な偉人たちの『学び方』を紹介
● 『吟味、工夫、鍛錬』で学びが身体に身につく
● 学ぶことで人生は面白くなる、学びはいつまでも続けていくもの。

この本はどんな本?

なかなか教養が身につかない……。そんな悩みを抱えている人は、そもそも「学び方」に問題がある? 特に私たちが教えられた「知識詰め込み型」の学び方は、情報の量が膨大な現代で限界をむかえている。では、何をすべきか。そのヒントは「先人」にあった。ソクラテスから村上春樹まで、教養の鬼・齋藤孝が、「偉業を成し遂げた先人の学び方」をヒントに、一生使える「学びのわざ」を伝授。同時に彼らの思想のエッセンスをわかりやすく解説。「デカルト流・4つの法則」「ニーチェ流・三様の変化」「宮本武蔵流・3つのわざ」……。知れば知るほど楽しくなる、質的に生きていくための学び方の入門書。

Amazon内容紹介より

学びの方法について、先人たちの言葉を参考にしながら解説している一冊です。

自主的に学ぶということ

学びといっても、私たちは義務教育を受けているし、学校で先生に国語や数学を教えてもらってきたはずです。

私は勉強は嫌いではありません。でも、学生時代は『テストに受かるため』『受験で合格するため』に、ひたすら知識の詰込みを行ってきた印象があります。

Kada
Kada

でも、最近は変わってきた気がする!!

子どものころは、大人になったらもう勉強なんてしないんだろうなーと思ってました。
それでも、年を取ればとるほど、新しいことを知れば知るほど、勉強したいと思うようになりました。

本書は、大人になってから勉強をやり直そうと思った、私みたいな人におすすめな一冊だと思います。もちろん、学生の皆さんにとっても、勉強の基本を知るうえで役に立ちます。

宮本武蔵流の効果的な学び方

さて、本書で出てくるキーワードに、『吟味、工夫、鍛錬』という言葉があります。
これは、宮本武蔵が書いた『五輪書』という本に何度も出てくる言葉です。

五輪書は私も読んだことがあります。剣術の奥義についていくつかの項目に分けて解説しているのですが、その最後には

「能々(よくよく)吟味すべし」

「能々工夫すべし」

「能々鍛錬すべし」

という言葉が添えられています。

これを、現代風に訳してみると

吟味⇒「1日1回、自分の身で試す」

工夫⇒「自分に合うようにアレンジする」

鍛錬⇒「何度も何度も練習する」

ということになります。著者はこれが本書で学びの上で重要な姿勢だと述べています。私も同感です。

「聞いただけ」「見ただけ」で学んだ気になっていないか?

というのも、私自身「学んだことが身についていない」ことに悩んでいるからです。

今まで、学生時代から沢山の本を読んできましたが、内容を覚えているものはそのうちの一部。
学んだ内容を実践できているものは、10冊にも満たないんじゃないかと思っています。

Kada
Kada

読書好きが陥りやすい罠な気がする!!

本を読むこと、勉強することはもちろん良いことだと思っています。
それでも、漫然と数をこなすだけでは、知識は身に付きません。

どうして知識が身についていないのか・・・と考えてみたところ

①学んだことをアウトプットできていない

②実際に行動に移しても、継続できていない

という理由なんじゃないのかと思っています。

宮本武蔵の『吟味、工夫、鍛錬』は、言い換えれば『行動、改善、継続』のサイクルだとも言えます。

昨今はインターネットも発達して、様々な知識にすぐ触れられるようになりました。
その分、「見ただけ」「聞いただけ」で分かったような気になってしまうことも多いです。

学んだことはきちんと行動に移して、体感しないと自分のものにはなりません。
宮本武蔵の言葉は、勉強の姿勢をよく言い表せていると思います。

吟味、工夫、鍛錬の気持ちでブログを続けたい

私がブログを始めた理由は、アウトプットのためです。
本を読んで学んだこと、自分の知識にするために始めました。

これも、『知識を身に着けるためには、文章を書いて発信することが効果的だ』という言葉を目にしたからです。
いわば、学んだことを忘れないための方法を吟味している=行動していることと同じです。

おかげさまで、楽しく無理せず記事を書いて2か月がたちました。

大切なのはこの先で、工夫・鍛錬です。

わかりやすい文章を書くために工夫し、鍛錬の気持ちで継続していくことが必要だと思っています。

そう考えると、吟味・工夫・鍛錬は勉強だけでなく、すべての学びに共通する内容だと思う。
いわば、PDCAサイクルみたいな。

本書「学びのわざ」は、一見するとものすごく当たり前のことを書いているように思えます。
でも、そういう普遍的な方法こそ、身に着けることが難しいように思う。

何よりもこの本の内容を、「見ただけ」で終わらせないことが必要だと感じました。

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