仕事つまんねえええええええ!!!!
と思ってる方、居ませんか?
私です。
人間関係が悪い職場ではなく、やりがいが無いわけでもありません。入社してすぐの時は、毎日仕事を覚え、良いサービスを提供するのに必死でした。
時が経つにつれて、毎日が同じ業務の繰り返しに感じ、お金のために働いている状態になっているーそんな自覚があります。
漫然と働けるのは、今のうちだけかもしれない・・・
社会構造の変化により、未来の働き方も大きく変わることでしょう。
「仕事つまらない」状態から抜け出し、幸福度をあげる働き方をするには何をすればいいのか?
2012年発売の書籍、「WORK SHIFT(リンダ・グラットン著)」を参考にしながら、新しい働き方のヒントをお伝えします。
・未来の働き方を大きく変える、5つの要因がある。
・働き方を変えるための3つの方法とは、【専門技術の連続的習得】【人的ネットワークの構築】【幸福の基準を変える】ことである。
もくじ
2025年の社会を大きく揺るがす、5つの変化とは?
そもそも、将来の働き方ってそんなに変わるものなの?
本書「WORK SHIFT」が米国で発売されたのは、2011年。
14年後の2025年までに起こる社会変化を予測し、従来の働き方から脱却して、来る未来に向けてどんな準備をするべきかを語った一冊です。
この記事を書いている、現在の2021年と、本書の内容とを照らし合わせてみると、
大体あってる
という印象です。
著者のリンダ・グラットンが予測した、5つの社会変化がこちら。
2011年の時と、現在の2021年を比べると、世界はものすごく変わったと思います。
どれぐらい変わったかというと、10年前はPCの使い方が分からずに、「インターネットってどこで買うの?」とか言っていた母(死ぬほど機械オンチだった)が、今ではYoutubeとFacebookを軽く使いこなすぐらいには変わりました。
少子高齢化はさらに進み、移民問題が各地で勃発し、コロナ渦で働き方が変わり、リアルでの結びつきが減る一方で、インターネットやSNSを通じた交流は活発化しています。
文明の進化は良い面もあれば悪い面もあります。
私たちの働き方に与える、悪い面は何でしょうか?
5つの変化がもたらすかもしれない、悪い未来予想図
テクノロジーの進化によって、生産性が向上し続ける一方で、いつも時間に追われて孤独を味わいやすくなります。
グローバル化が進展すると、インド・中国の優秀な人材(英語もできるしサイエンスも得意!)が流入し、人材競争はより苛烈になるでしょう。グローバルな知識の有無で格差が増加し、貧困層が様々な地域に出現します。
人口構成の変化と長寿化。もはや人間は100年生きると言われていますが、寿命が長くなると必要なお金も増えます。時代の変化に合わせて、求められるスキルを身につける必要があります。
社会変化は、国際的な潮流のことです。女性の活躍と、それに伴う出産率の低下。仕事の場で多様性が高まることによって、自分の生き方を深く見つめなおす必要が出てきます。
そして最後に、エネルギー・環境問題の深刻化です。石油などの化石燃料の枯渇は日に日に切迫感を増し、環境上の惨事が原因で住居を追われる、という事態も現実のものとなります。
やだやだ!ほどほどに働いて、家族と趣味のゲームや読書を大切にして生きていきたい!!
『90歳まで生きて、読書とFPSゲームとフロムソフトウェアの新作死にゲーを遊びつくす。』を人生の目標に定めている私としては、働けなくなって野垂れ死にする未来は遠慮したいところです。たぶんそのころには、『ダークソウル~エピソード50:帝国の野望~』が発売され、私は最高齢ゲーム実況者として活躍していることでしょう。
社会変化に負けず、未来の働き方を実行するための方法が、リンダ・グラットンの提唱するWORK SHIFT(ワークシフト)です。
働き方をシフトする!3つの方法
働き方を変え、自分自身の幸福度を上げるために、シフトチェンジするべき3つの物事をお話しします。
第一のシフト:専門技術の連続的習得
第二のシフト:人的ネットワークの構築
第三のシフト:幸福の基準を変える
順番に解説します!
まず真っ先にすることは、知的な力を伸ばすことです。
これまでの社会では、総合職やプロデューサーなど、オールマイティに活躍できる人材(ゼネラリスト)が活躍する場が多くありました。
ヒトとヒトがインターネットを通じてどこでも繋がれる社会では、人材競争がさらに激しくなり、それぞれの専門的知識を活かして協力しあうことがより求められます。
自分の興味のある分野の専門家(スペシャリスト)を目指すことが必要です。
未来の社会でニーズの高い技術(例:プログラミングや動画編集、生命科学、再生可能エネルギーの知識等々)を学び、ある程度技術を習得したら、自分に近しい分野に移行して、さらにほかの知識をつける。
リンダ・グラットンは、この一連の流れを「専門技術の連続的習得」と呼びました。
自分の興味のある分野、好きな分野を定め、移行と脱皮を繰り返すように知識を習得し続けることが大切です。
テクノロジーの発達とグローバル化によって、人材競争が激しくなる一方、仲間と繋がりやすいというメリットも生まれます。
このメリットを十分に活かすためには、損得抜きで助けあえるコミュニティを作ることが大切です。
リンダ・グラットンはこのコミュニティを、「ポッセ(同じ目的を持つ仲間、の意味)」と呼びました。
互いの関心分野を把握しあい、それぞれの専門知識を活かし、イノベーションを起こす。
そんな関わり合いが、働き方と幸福感に繋がると論じています。
悲しいことに、私はポッセではなく、ボッチ野郎なので、一緒にポッセになってくれる人、募集しております。
最後のシフトチェンジが、幸福の基準を変えることです。
今までの働き方で、人々が喜びを見出す方法は、
仕事をすることでお金をもらい、得たお金を消費することで幸せを得る
という、いわば大量生産・大量消費の社会ありきの考え方でした。
しんどい職業人生から脱却するために、仕事の価値観そのものを変化させる必要があります。
情熱を傾ける経験をするために、仕事をする
自分の興味のある分野について精通し、仕事を通じて他者を助け、その関わりの中で幸福を見出していく。
仕事から幸福感を得ることができれば、人生はより楽しいものになります。
そのために、企業に縛られずに柔軟な働き方をしても良いと、リンダ・グラットンは語っています。
例えばある程度お金が溜まったら、専門知識を磨くために1か月休職する、とか、ボランティア活動に従事する、とか・・・
第三のシフトチェンジが本当に難しい。
日本企業では受けて入れてくれなさそう・・・(´;ω;`)
仕事が休めないとしても、「今いる場所がつまらない」と思っている限りは、自分が情熱を傾けられるものを探す努力だけは続けた方が良いと思います。
感想)行動と勇気がなければ始まらない
リンダ・グラットンというと、この本の4年後に発売された「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)」がベストセラーとなり、日本でも大きな支持を受けています。
本書は、ライフシフトよりも働き方に視点を当てて解説しており、自分の働き方を見つめなおすきっかけになるでしょう。
私は、今の仕事は嫌いではありませんが、「なんとなくマンネリ化してきたなあ・・・」と感じることがあります。
だからこそ、今の職に関わるスキルを伸ばしていきながら、自分が活躍できるフィールドを増やしたいと思いました。
こうして書評ブログを更新している中でも、多くのことが勉強できています。
ワードプレスの使い方に始まり、サイト構築方法、Webライティング、書籍を通じた情報収集、マーケティング・・・
趣味で始めたブログですが、結果として将来に役立つスキルも身についている気がします。
企業に依存せず働く時代が来たら、自分のメディアを持ちたいっていう需要は伸びるよね!
そんなわけで、働き方を変えるために一番大切なことは、『とにかく興味のあるモノゴトをやってみる』ということだと感じています。
自分が情熱を傾けられるものが分からないとしても、勇気を出してまずは行動してみる。
その中で、未来につながる専門知識が得れるのではないかと感じました。